東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

パクス・ロマーナ

昨日は些か暗いエントリーをしてしまったので、心を(少し)入れ替えて、目下最大にぐずぐずしていたローマゆきチケットの手配に出かけることにした。近々、短期偽ローマ人になる予定である。御徒町の旅行代理店でとりあえず残席僅かのアリタリアを押さえてから学校にゆくと、生協の人が魔法のようにいろいろリーズナブルな提案をしてくれたので、御徒町を断って発券してもらうことにした。


ところで学校の門を入ったら、すぐ脇にある博物館で、建築学科の学生の作成した有名建築の模型の展示をしていたのでみた。見物は例によって一人だが、オープンラボという形式なので、中では数名の青年が模型を作成して緊張した。模型は、木やスチロール板やアクリルで造られている。有名建築の模型を作る勉強について初めて知る。授業の課題で創作した「次世代建築」もあった。
模型制作には技術がいるので必ずしも完璧とはいかないが、直線で構成されているフランク・ロイド・ライトの建築は、学生の模型でも飛びぬけて美しい(学生の人の腕がよいのかもしれないので、その場合はごめんなさい)。


部局の図書室で本を6冊ばかり借り、また御徒町で降りて、行きに預けた靴二足をとりに吉池の靴修理に寄る。吉池はかつて靴のデパートとしてならしたことがあり、修理は数人の年期の入った職人さんが安価にするので知られている。家の近所にあるチェーン修理店で張り替えた靴はすべって困ったが、そういうこともなくなおる。
航空券がとれたからではないが、昨夜作った牛肉の赤ワイン煮の残りとソースでブロッコリのパスタを作り、同じく残りもののラタトイユを今日は冷製のまま添えて夕食。