東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

夏の日のリアリティ

古老の思い出を辿るため、国会図書館にゆく。古老の思い出話は誤りや偏見も少なくないが、ヒントも少なくない。自分の誤りに気づくことも少なくない。半日ぐらいかけて資料をみていると、初期には活躍していた古老が次々と「悼」まれてゆくのがかなしいが、いくつかあたりくじを引く。迷ったら現場に戻れ、という平塚八兵衛の言は正しい。本格捜査はこれから。


四時ごろ引き上げてメールをチェックしたりしていて、ふと今日が水曜日(レディスデー)であることに気づいてシネカノン有楽町を調べると、八月いっぱいやっていると思った是枝裕和『歩いても、歩いても』が今週まで(翌週から有楽町2でやるが、夜がない)であることを知り、見に行くことにした。
20代の人にはやや地味すぎるかもしれないが、一定年齢の「ふつうの人」にとってはあまりにもリアルな、誰もが必ず身につまされるに違いない映画。是枝監督は今年46歳。