東京brary日乗

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(昨日と)今日のささいな出来事

brary2008-08-13

昨日。落語を聴きに行くことにして自転車ででかけ、時間まで内幸町ホールの外でナイターを聴きながら講談社の『本』をよむ。飛行機にのらないで、落語、自転車、野球、読書の豪華四点セットをしているからすこし驚いていると、福岡伸一の連載が、再読したばかりの須賀敦子ベネチアのエッセイについて長々と書いていた。
それらをしていたコンクリートの広場には、何だかわからない赤いオブジェがあった。ゴボウのささがきの終盤(必ずこういう具合になる)に大変よく似ている。


今日。国会図書館の人文資料室にいると、後ろのカウンターで職員に相談する人がいた。あやふやな名前の、宗教関係の本をさがしている。知人からもらったが、「そのうちケアホームにでも行ったら読もう」と思ってどこかにやってしまい、返してくれといわれて困っている。何とか買って返したいが、本人に書名をきくこともできないから国会図書館に来た。
ただでさえあやふやなのに、人づてに渡る宗教関係の本は市販されていないケースが多い。国会図書館にあるかどうかも疑問である。しかし、国会図書館の人は調べ、かなり可能性の高そうなものをみつけた。市販されていないが、買えそうな方法も調べた。それらが終了するまで、「ケアホームにでも行ったら」云々は4回登場しており、何となく両者負けていない、という気がした。