只今旋廻中

元ローマ人を乗せた飛行機は、フィンランド上空で機体不良のためヒースロー空港に引き返したことが判明した。

昼から神保町に出る。快晴。知る人以外ぜんぜん知らない（わたしには）重要な展示が今日まで行われていた。それは出版社の会議室でささやかに行われていたが、たいへん勉強になる。見物は少ないので、主催者の要請により「見物しているところ」の写真を撮影された。誰何されたが、自分が何者であるかの説明は、いつも難儀である。

拝見したあと、５００円の出版物を買いに信山社に寄って、予定を大幅に上回る楽しくない散財。そのあと、ブックダイバーで楽しい散財。さらに東京堂で文庫を一冊買い、コンタクトレンズの用事をして帰る。夜、「新・話の泉」を聴く。

○散財メモ（楽しいほう）
・小林章一『チャップ･ブックの世界』講談社学術文庫　４５０円
・『谷中墓地掃苔録』三冊揃い　７００円
・真木悠介『時間の比較社会学』岩波同時代ライブラリー　３００円
・三田村鳶魚『大衆文芸評判記』中公文庫　３００円
・立川談志『家元談志のオトコ対決十一番』ＡＢＣ出版　６００円