東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

村松町はどこ

先週の雪の日に学校に行って、金曜日は多分家にいた。土曜日もいた。昨日は郊外の家から国会図書館に直行して、夕方、落語研究会の当日券が手に入るかどうか国立劇場に行ってみると、5時前に完売(発売は5時半)。志の輔、昇太、三三が出るので豪華すぎるとは思っていた。


夏までにしなければいけない仕事がたくさんある。急に人気が出た(ウソ)。おでんや握り鮨は、好きなネタを後回しにするタイプなので、いやなことからはじめようとして、効率が悪いことに気がついた。ぐずぐずしているうちに、全体が後回しになる。

というわけで、今日の午後から方針転換をして、去年こつこつ溜めた資料を一気に消化することにした。明治から大正にかけて、東京のどこにどういう出版業者がいたか、というようなことも書いてある。町を歩くのと本を読むのとは似ていて、以前に読んでいても気づかなかったり、読み飛ばしていることがある。


「次は村松町の・・・」というような記述があって、古地図を出して調べると、村松町は悪名高い(小林信彦参照)、「東日本橋」の一部である。東京の明治の出版業は、日本橋と蔵前に多いのだが、現東日本橋地区は、そこをつないでいる。手前の久松町、横山町、馬喰町は繊維問屋街であり、大阪の船場である。同じ構造にある。わかっているはずでわかっておらず、うっかりしている。
それがどう展開されるのかはまだわからない。しかし何よりの収穫は、未だ「本来の目的」に関してはつい集中できる、という事実だった。

日本橋村松町はここ