愛なき選択
棚に置いたパソコンがすべり落ちた。液晶が下になっているが、絨毯の上だから大丈夫と思い、実際大丈夫だった。しかし、机の上に置くとぐらぐらする。脚のゴムはとれていないので、躯体が歪んでいるのである。
このダイナブックはやむにやまれず買った。レッツノート以外のウインドウズノートを買うのは初めてである。すると、いらないソフトや子供じみたガジェットがうんざりするほど入っていて、不良のため1年のうちに2度もハードを交換しなければならなかった。しかし、まさかこんなに簡単に歪むとは思わない。はじめから愛のない選択ではあったが、その日々を悲観して飛び降り、あるじに悲しみを訴えるため躯体を歪めているのかもしれない。