東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

おめでとう

若い友人の披露宴に出向く。学校の友人だから主賓は先生で、年かさのためわたしが隣席をいただき、恐縮す。
新郎新婦は留学中に出会って今日を迎えた。いまどき珍しくオーソドックスな進行で、ご両人もゲストもみな大人であり、誰もが実に行き届いていた。宴のさいごに新郎がしたスピーチは、その内容を書くことができないが、耕されたばかりの畑の土のような、みずみずしいたくましさと誠意に満ちて皆を驚かせた。突然のことに涙をこぼしていた父君は、あふれるユーモアでそれに応えた。
あたたかくすてきな、忘れがたい祝宴であった。