東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

えびすさんのエアコン修理

2シーズン前から動かないエアコンを修理する気になり、メーカーに電話をしたらすぐ予約がとれた。そのあと保証書をよくみたら、販売店の長期保証がついていて、期限が今年の秋まである。メーカー修理をキャンセルして、販売店経由で依頼をしなおしたら、同じ日に予約が入る。来る人は同じなのである。
実際に来た人は、年格好からし蛭子能収似であった。蛭子さんの見立てでは、最初の設置工事がまずく、ガスが漏れている。「お客様〜」と呼ばれて行ってみると、ガス漏れ探知機のようなものを片手に「今やってみますから、見てて下さい」というので見ていたが、探知機は一向にガス漏れを探知しない。ガスが漏れている場合はピコピコピコと鳴るのに、ピー、というままである。

蛭子さんはしばらく機械をみていたが、急に「あ、これもう電池ないハハハ」といい、しかし機械に頼らずとも長年の経験により「間違いないです」と断言した。そのあと、車を止めて1時間なので「あと5分作業をして」から車を見に行き、ついでに電池を買って戻ってきた(がやっぱり鳴らなかった)。

修理はすぐおわり、また「お客様〜」と呼ばれたので行くと、エアコンの管を覆うテープを巻いていた。脚立に乗って巻きつけるところを見ていてほしいようなので見ていると、台に乗った瞬間にせっかく巻き取ったテープくるくると手放した。さなだ虫のようなテープを拾おうと近寄ると、「ああっ、お客様っ。お願いできますか」と必死な声が頭上から声がした。しかし蛭子さんの修理はたしかで、なんども担当者の名前をまちがえたが、販売店に料金の確認もしてくれた。本来の部屋で仕事ができて非常に快適である。