ハンチングの衝撃
夕方、BS朝日で「ちい散歩」の再放送をやっていて、ハンチング好きな地井武男はハンチングをかぶった男の子をみつけた。しかし、地井はハンチングと言わず、「ハンティング」と言ったので、わたしは生まれて初めて、ハンチングがhuntingであることに気づいたのである。
ハンチングは、狩をするのに被るのでそういう名であった。考えてみれば、ただちにわかることであった。
しかし、わたしにとっての「ハンチング」は、主に「チング」の部分が重要な響きとして認識されていた。それは、わたしの中では、何だかわからないが「チョッキ」の親戚のような、さらにいえば「バンド」の友だちのようなものであった。
ハンティング、といわれてあの帽子を思い出すのは難しい。チョッキはベストとなり、バンドはベルトに負けたが、ハンチングはハンチングある限り、ハンチングである。
○その他
ぜんぜん関係ないが、10月12日付朝日新聞に蓮實重彦先生が野球に関する意見をのべている。野球以外についての意見はいつも難しくてよくわからないが、野球についての意見はすばらしい。ドーム球場は直ちに爆破、日ハムで活躍する稲葉は偉い、など。(ただし、蓮實先生はヤクルト贔屓のため、日ハムはヤクルトより人気が劣ると思っている点は誤っている。)