東京brary日乗

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フィルムセンターで映写機を見る

brary2007-01-09

京橋のキンコーズに行って製本を頼んだら、夕方になるといわれたので預けて一旦帰ることにした。しかし、待ち時間に見ようと思っていたフィルムセンターの展覧会はみる。一般でも200円だが、学割で70円だったので大変に申し訳ない。しかも小銭がなくて一万円札で払った。国立だから税金だけど。


常設展・映画遺産
映画の歴史にはさほど詳しくないが、大変面白い。マキノ映画の撮影風景は、四畳半ぐらいの畳敷のセットの中で刀を振り回している人がいて、手前から旧式のカメラを向けて撮影している。それらのカメラや映写機もたくさん展示されている。発掘された映像もある。目玉の松ちゃんが何役も演ずる本邦初の映画忠臣蔵をみた。(5分ぐらい)
五所平之助があんなにいい男だったとは、寡聞にして知らなかった。さぞ女優にもてたであろう。

特別展・生誕110周年 衣笠貞之助の世界
興味深くみたのは手紙である。林長二郎長谷川一夫)の字はとても小さくて繊細である。その林が松竹を離反したとき、衣笠を責めない城戸四郎の手紙には、「林をのぼさせたのは会社の責任云々」とあった。


みたあと八丁堀のドコモでローマ人の携帯を解約したりしたが、ぼんやり歩いているうちに家まで帰ってしまった。途中、新川でこころ惹かれる書店があって入ると、文庫がなかなかよかったから久しぶりにゆっくり眺めて二冊を購入。
○関容子『海老蔵そして団十郎』(文春文庫)
三崎亜記『となり町戦争』(集英社文庫


夕刻、ミヤタアルマックスGでまた京橋に及ぶ。ミヤタアルマックスGは実に優秀である。