東京brary日乗

旧はてなダイアリー「東京brary日乗」から移行しました。2019/2/28

江戸の歯医者

予定を手帳に書く、という習慣が会社づとめをやめてからなくなった。手帳は使っているが、そのころの二割も機能していない。約束やイベントがインターネット経由で知らされるせいも大いにある。歯医者の次の予約がいつだったか記憶にないので、手帳を見たら…

広告はてな

はてなの広告についてくやしいので、広告のことを書くことにした。広告は見る人によってちがうから、私が見ている広告はみなさんにはわからないが、 ・女性のための新サイクリングブランドリブ ・不合格になる子の学習法 ・介護職員資格講座 ・小さな敷地に…

再開ブルース

地味に再開した日記がひと月続いたら、広告を消す有料プログラムにしようかと思ったが、釈然としないのでもうちょっと考えることにした。木曜日は各若者グループフォローのため、朝から夕刻まで休みなくはたらき(ふつうなら当たり前だがわたしの職業の場合…

スキャナー調査

業務はいまのところ順調に推移している。前期はあまりにコンディションが悪くて、毎回プレッシャーでうまくいかない気がしたが、今期は原理的なところに立ち戻る余裕があって、やや「抜けた」感がある(相手がどう考えているかは別)。 帰りは少し早めに出て…

秋なのにサクラ

台風で仕事はキャンセルになり、午後から仕事場に行って今後の準備を行う。 帰宅後、録画の整理をしようと思って、すでにロードショーでも見た「かぞくのくに」をまた全部見てしまった。安藤サクラ、すばらしい。

顔面を鍛える

歯茎から頬の内側にかけてぐるぐる舌をまわすと、顔の筋肉の運動になるというので本を読みながらやっていたら、効果があった(自分比)。最初のうちは二周ぐらいでも疲れるが、同僚や家族と話すことがすくないので、日々励行している。ただし、外でやらない…

おめでとう

若い友人の披露宴に出向く。学校の友人だから主賓は先生で、年かさのためわたしが隣席をいただき、恐縮す。 新郎新婦は留学中に出会って今日を迎えた。いまどき珍しくオーソドックスな進行で、ご両人もゲストもみな大人であり、誰もが実に行き届いていた。宴…

登楼の記録

ある南国の人物伝をみていたら、明治のなかばに上京したときの日記がそのまま載っていた。この人が東京を見に行って、戻ってから自分の商売を新しくしたことは知っていたが、行ったのは青年のときと書いてあったので、三四郎のような旅路を想像していた。浅…

タオル枕の効用

新しいめがねのことで悩み、さらに仕事はじめの調整に失敗して頭痛に悩んでいたら、数日がすぎてしまった。寄る年波のため頭痛は慢性化しているので、①すぐに薬を飲む②中山式で凝りのツボを押さえる③あたためる ④お灸⑤ストレッチ、などあらゆる手を尽くす。…

匂いをかぐ

自転車で街に出ると、つくだ煮屋をすぎたあたりで一度に金木犀の匂いがした。みると、小さな運河のへりに植わっているのが金木犀で、いつもは気づかず通り過ぎていた。隅田川を渡って日本橋の丸善まで行くつもりだが、いちおう手前の書店で自転車をとめて入…

秋、上野

興味ある催しものを聴くためにでかける。午前中に所要をすますつもりが中途半端になり、聖橋から歩いて会場に行くことにした。途中、不忍池から左折して池之端の正しい蕎麦屋で昼食。最初に行ってから何度も訪れているが、いつも正しい。客は大人ばかりで、…

彼岸

ものを捨てる系の考え方に、「新しいものを買ったらひとつ処分する」というのがあるが、だいたい間違っている。「ひとつ処分したらしばらく買わない」が正しい。 この夏はあまりどこにも行かず、小さい原稿を2、3書いたぐらいであまり仕事もせずに過ごした…

愛なき選択

棚に置いたパソコンがすべり落ちた。液晶が下になっているが、絨毯の上だから大丈夫と思い、実際大丈夫だった。しかし、机の上に置くとぐらぐらする。脚のゴムはとれていないので、躯体が歪んでいるのである。 このダイナブックはやむにやまれず買った。レッ…

シルクの遺産

亡き郊外の主は、晩年に一着だけよそ行きの服を作った。元気だったときに香港で買ってきたとおぼしきシルクのプリントで、光沢のあるカーキ色の地に白、黒、オレンジの鳳凰と唐草の模様が入っている。スタンドカラーでチャイナドレス風ながら、楽に着られる…

アオイホノオ

午前中、管理組合の総会があって久々に出てみたら、紛糾したわけでもないのに2時間半もかかった。日常には、まったく思いがけないことが起きる。買い物して帰り、ゆうべの「アオイホノオ」の録画を見た。 「アオイホノオ」は、1980年代に大阪芸術大学に…

夏の思い出 その2

ことしの夏は、夜になるとよく死にかけたセミがベランダに落ちてきて、ふだんは絶対窓の外に出ようとしないねこも、網戸を破って捕獲に出た。セミをくわえながらニャンニャン鳴いていて器用だが、セミも負けじとジコジコ鳴く。 セミをくわえたまま、居間を横…

調査について

朝、よく知る図書館に行く。ご一緒したのは図書館の道具を調べている先生で、わたしの知る図書館の道具を調べたい、というお申し出を頂戴した。図書館では幹部の人が全員で待っていて、とりあえずみんなで下見をすることにした。 書庫に入ろうとすると、ご一…

ハーンのだるま

このところ頻繁におきる頭痛でほぼ何もできず。明日は朝から夜までやたらに仕事があるので、何としても長期化をさけねばならず、午前中は寝る。 午後、あずきのやつで首を温めながら、NHKアーカイブズで小泉八雲をみた。来月、松江に行く用事をつくったの…

遠くへ行きたい

あまりにいい天気なので、自転車で行ける距離で催しものがあれば2時間ほど出かけようと思い、東京駅のステーションギャラリーで「ディスカバー、ディスカバー・ジャパン『遠く』へ行きたい」展を発見した。ステーションギャラリーは新しくなってからまだ一…

夏の思い出 その1

かつて、うちのねこは脚が異常に長かったのであるが、それは子ねこだから相対的に長いのかと思っていた。現在、子ねこ当時の五倍ぐらい育っているが、椅子からだらんと脚を出す癖はおなじで、相変わらず長い。

長距離走者の孤独

しばらくみないうちに、はてなにはコマーシャルが入っていて、「今週のお題」だのと不要なことだらけである。競争的な社会なのに、なぜだめにするのかわからない。夕方、DVDを見に図書館に寄る。去年、アラン・シリトー原作の『長距離走者の孤独』を使う…

有為の日

きのう秩父から帰ってきて、疲労のあまり何もしないでいたら、あっという間に午後である。これ以上無為にすごしてはいけないと思い、8年前に部分コピーした希少本の残りを入手するため、非常に久々に深川図書館に行くことにした。よく考えたら、深川には自…

今先生について

汐留のパナソニックミュージアムで今和次郎展をみる。たいへん面白かった。 今和次郎は考現学で知られるので、都市風俗のところばかり注目されがちだが、元は民家から始まっているので、田舎のことから採集している。まだ交通もさほどでない時代、実に全国を…

郊外の家のその後

どのくらいぶりかわからないぐらい、久々に日記を書こうとすると、今日は2.26である。その日は雪だったが、今日はくもり。 先週、郊外の家をすべて片付けたので、今はバケツと掃除機を残すのみである。一週間しかたたないが、ひと月ぐらいたった気がする…

That’s A Plenty, さようなら師匠

師匠の高座を追いかけることのできたあの数年間が、人生で至福のときでした。 ありがとう、談志師匠。この曲、聞こえますか。

グッドニュース

昨日、ひょんなことから大変うれしい事実を知った。わたくしの愛車、ミアタアルマックスGは、2002年度の「グッドデザイン賞」を受賞していたのである。ますます鼻息が荒い。しかし、タイトルから何かを期待してくださった方、こんなことですみません。

図書館リニューアル

今日、もよりの図書館がリニューアルで再開した。 もよりの図書館は、年末から工事で閉鎖されていたのである。貸し出しはできたが、ちょっと気晴らしをしたり、雑誌を読んだりすることはできなかった。何より、家人がいつまでも家にいる場合(がほとんど)に…

日々野暮

いいことを考えているので書きたいと思うが、ヤボ用がなかなかすすまないので、いいこともすすまない。生来、ひとりでする仕事が苦手(自分を信用していないから)なのに、そんなことばかりしなくてはならない。 あと、今日は春なのか冬なのかを毎日よく考え…

それはすごいことなのに

自分でしでかした、思い出したくもない過去が、ついさっき起った。それは世界中の人が見ていた。今度はその録画を見せられながら、「期待していた」日本中の人に向けて、どうだめだったのか話さなくてはならない。自分の順番を待っていたときの心境をきかれ…

切り札の数々

心を入れかえ、はりきって朝から国会図書館に行ったら、開館時間を三十分誤っていてまだ開いてなかった。今日みる資料は三つある。一つは前見たときは特別室で見させられたが、四年半経ってマイクロとなっていた。もう一つははじめてみる編年史で、やはりマ…